紛失防止タグとは
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忘れ物防止タグとは、忘れたくない(落としたくない)物に装着して、スマホとBluetoothで連動させることで、大事なモノを失くさないように管理することができる様になるガジェット(製品)の事を言います。
ただ、忘れ物防止タグと一口に言っても、製品によって目的や用途が様々です。
しっかりと特徴を見極めて、ご自身の用途にあった商品選定する事が重要となります。
紛失防止タグの基本的な機能は以下の3つです。
1.置き忘れ発生時にアラームでお知らせ
忘れ物防止タグとスマホの接続が切れた時、つまりBluetooth接続が切れた時(Bluetooth接続は距離が離れる事で接続が切断されるので)に置き忘れと判断しアラームもしくは通知される機能です。
2.スマホから紛失防止タグを呼び出す
スマホと紛失防止タグが接続されている状態の時に、スマホから紛失防止タグを音で呼び出せる機能です。
3.紛失防止タグからスマホを呼び出す
2は逆に、スマホと紛失防止タグが接続されている状況下で、紛失防止タグからスマホを音で呼び出せる機能です。
紛失防止タグはこの機能の組み合わせで決定される
紛失防止タグはこの機能の組み合わせとなっています。
例えば2と3はできるけど1は出来ない、1はできるけど2と3は出来ない、全部できるなど細かな違いはありますが、紛失防止タグの形状や、どの機能が有効なのかで、そのタグの性格付けがされています。
用途に合った、タグの形状、機能を選ぶ事が、失敗しないためのポイントとなります。
ブランド別 紛失防止タグの特徴
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TILE
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MAMORIO
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FINDORBIT
特徴
一番売れている紛失防止タグ。
主に自宅内で使う事を目的として作られている。
基本機能2と3のみが実装されていて、1の機能はない(厳密に言うと1の機能は月額課金サービスに登録すると使う事ができる。
スマホと紛失防止タグの双方向呼び出しのみに特化していて、Amazon Alexa、Google アシスタントを利用した声による呼び出しが可能。
形状
文字通りタイル型とカード型がラインナップされている。
タイル型には使い捨てタイプと電池交換タイプがあり、カード型は使い捨てのみ。
メリットとデメリット
メリットとしては、置き忘れアラームが無い事による機能の安定性。
また、Googleアシスタントによる声の呼び出しができるのは現状ではTILEのみ。
まさに、宅内での「あれ?どこ置いたっけ?」を解決するのに特化している。
デメリットとしては、そのまま逆で置き忘れアラームが無いため、紛失しそうな場面で、それを防止する手立てが無い事。
紛失防止タグと言うよりは、家の中で見つからないモノを見つける便利グッズ的な立ち位置の商品。
特徴
日本発のブランド。
TILEとは真逆の思想で、デバイスそのものにアラームが搭載されていないため2と3
の機能である双方向呼び出しは出来ない。
逆に1の機能で紛失を防止する為だけにある商品。
形状
小型の文字通りタグ形状のものと、デバイスに貼り付けるタイプの2種
電池交換ではなく使い捨て。
割引価格で再購入できるサービスがある。
メリットとデメリット
メリットは鉄道各社にある「お忘れ物預かりセンター」などに設置されたMAMORIOスポットにより、紛失後の追跡ができる可能性がある事。
ただし、全ての駅、商業施設に設置されている訳では無いので、必ず見つかる保証は無い。
デメリットは、置き忘れ通知がアラームではなく通知の為、気付きにくい。
本体にアラームを搭載していないので、ちょっと見つからない時に音で探す事が出来ない。
2019年6月、カメラを使ってMAMORIOを探す機能が実装されたが、置き忘れた場所の目星がついていなければ、カメラをかざして歩き回らなければならない。
特徴
基本機能1、2、3と全て実装されている。
カード型、キーホルダー型、メガネ専用(近日発売)などバラエティに飛んだ形状が用意されているのが特徴。
形状
充電もしくは電池交換式のみで構成されており、使い捨てタイプは無い。
メリットとデメリット
メリットは、業界最薄のカード型など形状による使い勝手のよさ。
また、置き忘れアラームが通知ではなく文字通りアラームで知らせてくれるので、紛失防止にはもっとも効果的。
全ての機能が実装されているのも魅力的。
デメリットは置き忘れアラームが通知ではなくアラームであると言うこうと。アラームによるお知らせは、紛失防止の観点では有効な機能だが、時と場合によっては迷惑になる可能性がある。
また、Bluetooth接続の問題による誤作動もアラームだと余計に気になる。