アイスエナジーを効果的にお使い頂くために

アイスエナジーを効果的にお使い頂くために

当店人気のアイスエナジー。

正しく使えばこと冷やす能力はピカイチです。

ただ、従来の保冷剤とは考え方が違うので、今までと同じ使い方だとイマイチ能力に違いを感じないケースがあります。

そこで、今回は使い方(主に必要な数)に関するお話しです。

 

従来の保冷剤との違いは?

保冷剤の能力の定義が違う

アイスエナジーを選択していただく上で、まずご理解いただきたいのが、保冷剤の能力についての定義の違いです。

 

アイスエナジーは熱交換、つまり物の熱を奪い冷やすことができる力を保冷剤の能力として定義しています。

 

一方、これまでの保冷剤は、保冷剤が冷たい状態を維持できる時間を保冷剤の能力と定義しています。

 

詳しくは後述していますが、アイスエナジーは中に入れるものとの温度差があればあるほど保冷剤は溶けやすくなりますが、全体的にモノを冷やす効果があります。

従来の保冷剤は、極端に言えば、保冷剤と触れ合っている部分のみ熱交換するだけなので、保冷材の冷たさは維持しやすくなりますが、触れていないモノへの保冷効果は極めて限定的です。

この違いを、ご理解頂くことで、より効果的にアイスエナジーをお使いいただけるかと存じます。

 

熱交換率が違う

これは商品ページでも紹介していることですが、熱交換率が圧倒的に違います。

ご存知の通り、熱交換とは高温のものがエネルギーを失い、低温のものがエネルギーを得ることで徐々に温度差が少なくなり、均衡が保たれるようになる現象です。

 

アイスエナジーの特徴を、わかりやすく言えば「冷やす」能力が高い保冷剤です。

 

なぜ熱交換率が高いのか?

従来の保冷剤は、主に紙おむつなどに使われる、吸水ポリマーが原料となっています。

紙おむつとは逆で、ケース(袋)に水を吸わせた吸水ポリマーを詰めた状態です。

固形の為、内部の対流はありません。

 

一方、アイスエナジーは吸水ポリマーを含まない液体のみです。

液体の為、内部に対流が起きます。

 

対流と伝導

熱交換は、その過程で、エネルギーは以下の三つの主な方法で移動します。

1. 伝導(Conduction): 固体内で熱が直接接触している分子間で伝わる現象。例えば、金属棒の一端を加熱すると、熱が棒全体に広がる。

2. 対流(Convection): 液体や気体が動いて熱を運ぶ現象。例えば、温かい空気が上昇し、冷たい空気が下降することで熱が移動する。

3. 放射(Radiation): 電磁波として熱が移動する現象。例えば、太陽の光が地球に到達して暖める。

 

アイスエナジーの熱交換率が高い理由は、伝導でしか熱交換できない従来の保冷剤に比べ、伝導と対流の2つの熱交換の方法が使えるからなのです。

 

アイスエナジーは早く解ける?

熱交換率が高いということは、裏を返せば保冷時間が短いのではないか?

そんな疑問が出てくると思います。

 

アイスエナジーは液体になってからも低温を維持できる特殊技術を使っていますがそれでも、使用状況によっては保冷時間が短くなります。

 

ただ、これは使い方の問題であり、回避できることです。 

その一つが使用数量になります。

 

保冷剤の保冷時間って重要?

本題の前に、そもそも保冷剤そのものの保冷時間って重要でしょうか?

保冷剤を使って実現したいこと。

それは、クーラーボック内の食材や飲料の保冷です。

保冷剤がいくら冷たくても、伝導により、直接触れているものしか熱交換しかできないのでは、その効果は限定的です。

 

ある意味、早く解けるのは、仕事をきっちりしている証とも言えます。

ただ、例えば一泊二日のキャンプで、半日で解けてしまったとなると、それはそれで問題です。

 

使い方で回避する

使い方のポイントの一つは、温度差のあるものを極力入れないと言うことです。

私たちのテストでは、常温のビール(24℃)が18時間後には3.4℃まで下がりました。

ただ、アイスエナジーは冷たさはあるものの、完全に解けてしまいました。

 

そのくらい冷却能力があるものなので、温度差のあるものがあれば、どんどん熱交換が進みます。

冷蔵されていたものを中心に保冷していただければ、保冷時間を伸ばすことは十分に可能です。

 

 何個、使えばいい?

お待たせしました、やっと本題です。

アイスエナジーの必要個数です。

※クーラーボックス内のモノを、冷やしてキープするために理想的な数となっています。クーラーボックスに入れるものの温度が最初から低い場合や、クーラーボックスの断熱性能によって、この数より少なくても十分なケースも当然ございますので必要に応じて数は調整してください。

 

デイキャンプの場合

 ボックス容量 アイスエナジー
15リットル 2個
30リットル 2個
45リットル 4個

1泊2日の場合

 ボックス容量 アイスエナジー
15リットル 3〜4個
30リットル 4〜6個
45リットル 6〜8個

2泊3日の場合

 ボックス容量 アイスエナジー
15リットル 5〜6個
30リットル 6〜8個
45リットル 8〜10個

 

※まずは少なめからお試しいただき、必要に応じて追加してください。

 

15リットルで2泊3日など現実的ではない設定もあり、そのため数量が多く感じるかもしれませんが、アイスエナジーの能力を最大限発揮するための数量となっております。

従来の保冷剤と差が感じられない方は、ぜひアイスエナジーを追加してみてください。

 

アイスエナジーの配置について

アイスエナジーの置き場所は上部がおすすめです。

数に余裕があればサイドにも配置してみてください。

また、葉物などがアイスエナジーに直接触れてしまうと凍結してしまう可能性があるので、食材の配置も工夫してみてください。

 

 

 

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1件のコメント

感動的な冷却力でいつも助かっています。半分くらいの大きさの物が欲しいです!

こねこ

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