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黒いシェラカップ、どれを選ぶ!?

黒いシェラカップ、どれを選ぶ!?

黒いシェラカップ

最近、人気の黒いシェラカップ。
種類が増えてきてるけど、値段が結構違うって思いませんか?

これ実は黒くする工法に違いがあるんです。

そこで今回は、この黒くする工法について詳しく解説します!

 

工法1・シリコン焼付塗装 

シリコン樹脂を主原料とした塗料を塗布した後、100℃~200℃に昇温した乾燥炉の中に入れて焼付を行う塗装方法です。

鉄のフライパンでよく錆止めの目的として使われています。

錆止め目的としてクリア塗装がありますが、こちらは使い始めに塗装を焼き切る必要がありますが、シリコン焼付塗装の場合は、その必要がなくそのまま使えます。

シリコン焼付塗装は耐熱性があるのですが、耐熱温度が通常は200~250℃です。

シェラカップを直火にかけると、これ以上になるケースもあり、残念ながら塗装は、いずれ剥離すると言う前提になります。

 

シリコン焼付塗装を用いた場合のメリット

・塗料なので、均一の黒さを実現できる

・比較的安価

 

この工法を用いた場合のデメリット

・塗装が剥がれて地金が露出してしまう事がある

・塗装により、ステンレスの質感が失われる

 

 

工法2・酸化発色加工

ステンレス表面の透明な皮膜の厚さを0.1μ単位で変化させることで発生する、光の干渉現象を利用して発色させる技術です。

光の干渉現象

光の干渉現象はシャボン玉をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。

石鹸水は無色なのに、シャボン玉はフワフワと風に揺られながら、刻一刻と色が変わって行く様子を一度は眺めた事があるのではないでしょうか?

この光の干渉現象を利用していますので、見る角度、光の当たり方で微妙に色味が違って見えるのが酸化発色の特徴です。

また、塗料を塗布する方法と比べ、ステンレスの質感を失うこともありませんし、色落ちの概念がありません。

 

酸化発色加工を用いた場合のメリット。

・色落ちしない ※キズなどが原因で色味が変化することはあります。

・ステンレスの質感が残る

・見る角度、光の当たり方で、微妙な色味の変化を楽しめる。

 

酸化発色加工を用いた場合のメリット。

・国内でも数社しか行えない工法のため、高価(通常原価の4倍)になってしまう。

・色味に個体差ができてしまう

 

 

黒酸化発色加工を用いたシェラカップならこちら

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