単純に「黒」を実現するならステンレスに直接着色してしまう方法が最もかんたんで、安価に実現できます。
しかし直火調理などハードな使い方も想定されるシェラカップなどは、間違いなく塗装剥げが起こります。
もしかしたらそれは「使い込んだ味になる」とおっしゃるかも知れません。
しかし、製品群の特性上、剥がれた塗料が直接体内に入る可能性があります
使い込んだキズなら「味」かも知れませんが塗装剥げは「味」ではなく品質の問題だろうと考えたのです。
酸化発色加工は通常に比べ4倍近くコスト高になります。それでも、安全性・品質を優先したい。
それが、酸化発色加工による「黒」を選択した理由です。