シェラカップ炊飯のメリットは、少量のご飯が炊けること。
お酒を飲んだ後、ほんの少しご飯が食べたいなんて時にぴったりです。
ただ少量で美味しいご飯を炊くのって案外失敗しやすく「芯が残ってしまう」「焦げ付いてしまう」なんてこともしばしばです。
そこで、今回は美味しくご飯が炊き上がった証とも言えるカニ穴ができる、シェラカップ炊飯のコツを紹介します!
シェラカップ炊飯を成功させるための3つのポイント
・しっかりと水に浸す
・お米を混ぜながら加熱する
・十分に蒸らす
ご飯を炊く前に、お米をお水に浸すと美味しいご飯が炊ける。
よく知られた方法ですよね。
これは、お水に浸ることで、でんぷんが分解されて糖ができ、粘り気が出てふっくらとしたごはんが炊けるからなんですが、シェラカップ炊飯の場合、美味しくするための一手間と言うより、絶対に行うべき工程になります。
シェラカップは器が小さい分、加熱した時に熱が一気に回ってしまい、お米が吸水するより早く水分が蒸発してしまい、芯が残ってしまいます。
夏場なら30分、冬場なら60分くらいは浸水してください。
一見面倒だと思われるかも知れませんが、シェラカップでお米を研いでからそのまま水に浸して放置するだけなのでかんたんです。
通常の炊飯と異なり、シェラカップ炊飯は煮立つまで蓋をせずに、お米をかき混ぜお米に熱が均等に加わるようにします。
コツは、中火からやや弱火にかけたシェラカップの鍋底から掬い上げるように混ぜることです。
こうすることで、熱くなった底面のお米が、こびり付いたり、焦げ付いてしまうことを予防できます。
スプーンで混ぜながらもふつふつお湯が煮上がってきたら、蓋をします。
蓋をしたら、火をトロ火にして3分程度を目安に待ちます。
※内部の圧力を逃さない、重めの蓋がお勧めです。
時間はあくまでも目安。
火加減や外気温などによって、変化しますので時間だけでなく、蒸気量の変化や香りの変化に注意して、香ばしい香りがする様でしたら火を止めます。
そこから15分程度、蒸らして完成です!
寒い時期は蓋ごとタオルで包んで、保温すると効果的です。
◉シェラカップで、美味しいご飯を炊くための一押しアイテム
Re:NASOV(レナソブ)シェラカップ用 木蓋
シェラカップ内部にかかった圧力を逃さないため、厚みと重さに拘りました。
※カニ穴とは
お湯を沸騰させた時、鍋底から立ち上がってくる泡。この水蒸気の泡が下からお米を押しのけて通ってくる際に穴ができます。
それが「カニ穴」です。
砂浜にできる蟹の穴に似ている事からそう呼ばれています。
この穴ができるということは、しっかりと「対流」が起き、満遍なく加熱され内部の圧力が高くなったと言う事になります。
この事で、お米の中のでんぷんが糊化し美味しいご飯が炊けるのです。